榎本工業株式会社

ピアノ発表会

お問い合わせはこちら

ピアノ発表会

ピアノ発表会

2021/11/12

埼玉県加須市を拠点として解体工事を行っている解体カンガルーの榎本です。

 

日頃は解体工事を生業としておりますが、学生時代はピアノを習っていました。

 

本格的にやっていたわけではなく、ただ惰性で続けていた感じは否めないのですが、年数だけは続いてました。

 

教室を辞める前の頃は、普段の練習はほとんどせず週に一回教室に行くときに弾くという感じでした。当然上達するなどあろうはずがありません。

 

また生まれながらの緊張しいで、人前で何かするとなると、手も膝もガクガクブルブルと震えてしまいます。

 

そこで、40歳を迎えた時に1つの試みをしました。

 

子供の頃や学生の頃に、中途半端にしたものや途中で諦めたことに、再挑戦するということです。

 

私の場合は、ピアノをうまく弾くことは元々才能がないので、発表会で弾くことに挑戦することにしました。 

 

約20数年のブランクがあったので、演奏曲は当時弾いていた、ジョージ・ウィンストンの『あこがれ』にしました。

 

教室に通ってから3ヶ月後の開催だったので、焦りながらの練習の日々。

 

人前で演奏することが目的の挑戦だったので、先生にお願いして暗譜はせず楽譜を見ながらの演奏にさせてもらいました。

 

そして発表会当日。

 

参加者の中で、私の次に年長者なのが高校生の男の子。

 

名前と演目がアナウンスされ私が登場すると、会場は困惑の空気が漂いました。

 

それもそのはず、私は演奏者どころか先生方よりも年上で、いきなりオジサンが現れたのですから。

 

生徒?先生?

上手いの?下手なの?みたいな

ヒソヒソと喋る声が聞こえてきました。

 

ともあれ、緊張で右手の薬指と小指がブルブル震え始めて、曲の後半は制御できないほどになっていました。

 

永遠とさえ感じた5分間の演奏を終えて一礼をしたときに、あたたかい拍手をいただきながらホッとするとともに、達成感を感じました。

 

緊張から逃げずに人前で演奏できたこと自体がとても嬉しかったのを思い出します。

 

年齢を重ねてからの挑戦は勇気が必要ですが、たまにはやってみるのも悪くないですね。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。